勉強は上手くなる⑭ 習慣編(2)「習慣は、何よりも強い」

目標達成の秘訣は「いかに楽しく習慣化できるか?!」

目標を達成する為に大切な事の一つとして、やるべき事を習慣化し毎日続ける事があげられます。勉強を習慣化できれば、毎日の勉強が非常に楽になり、目標達成に近づきます。

頭で考えなくても、無意識に体が反応して勉強をはじめるようになれば…、勉強のやる気があるとかないとか、悩みごとや、他に興味のあることが出てきても、やる気のないままでも、モチベーションが低いままに、勉強することができます。そして調子が悪くても、はじめるとだんだん調子が出て集中できるようになります。

習慣化とは、受験の合格等、目的地(目標)にむかってレールを敷くことです。どんなに調子の悪い時でも、少しずつ目的地に向かって進んでいくことができます。

人の行動は習慣化されています。朝起きてから必要以上に意識をしなくても、着替えをしたり、食事をしたり、半ば自動化された形で行動を進めていきます。このように知らずのうちに「習慣の力」を活用して、人は毎日の生活を送っています。ただ勉強となると、急に習慣がなくなってしまいがちです。勉強が嫌いだったり苦手だったりすると、どうしても教科書や参考書から遠ざかり、勉強するのは試験やテストの前だけ、ということに…。それでは、いつまでも習慣にならないため、「勉強が辛いまま」です。高校受験や大学受験を目指す受験勉強も、毎日の習慣にしてしまえば、それほど苦にならずに進めていけるものです。

いつまでたっても勉強を習慣化できない理由は、勉強したりしなかったりと「ムラ」があるからです。

昨日は6時間勉強に集中したけれど、今日は1日中遊んでばかり、翌日は1時間だけの勉強…。このような学習スタイルでは、いつまでたっても習慣化することはありません。

習慣は、毎日、同じことを実行することによって形作られます。ですから勉強を習慣にしたいなら、毎日同じようなスケジュールを組んで、淡々と学習していくことがポイントになります。

行動の95%は習慣によって決まっている

ビジネスコンサルタントの権威ブライアン・トレーシーは著書『Focal Point』の中で、“あなたの行動のほとんどすべて、少なくとも95%はあなた自身の習慣によって決まっている。朝起きてから夜寝るまで、習慣があなたの言動や周囲の人への反応をコントロールしているのだ。人生で成功する人は『人生をよりよくする習慣』を身につけている。習慣化すると、無意識のうちにコントロールできるようになる。ひとたび習慣にしてしまえば、より少ない労力で大きな成果が得られるようになる。”と言っています。

次回に続く